作業所の友人のこと

　最近……というか、ちょっと前から、とある友人に苦手意識を持ってしまっています。

　その人は、今の作業所で唯一私に話しかけてくれる人なんですが。

　最初に違和感を覚えたのは、かなり前のことでした。

　うちの作業所では、暇な時間が３０分ほどあると、希望者のみでカラオケをします。

　音痴だけど歌うのが好きな私はいつも希望しているのですが、とある歌を歌った後、その人に「今歌ったのってどのページ？」と言われ、ああ、興味を持ってくれたのかなと思って「ここです」と教えました。

　そしたら、なんとすぐにその番号を入れて、同じ歌を歌いだしたんです。

　なんか、それで「えっ」と思いました。歌う曲が被るのはいいんですけど、普通それでも時間を置かないか……？と。

　まあ、それはそれで、毎回そんな感じでもないのでスルーしていたのですが、その人と話すようになって分かったのは、「なんか、この人要点を話すの苦手？」ということです。

　たとえば、「無料の占いサイトにメールを登録したら、勝手にメールが来て大変なんだけど、どうしたらいいかな？」と言ってくれればこっちも「ああ、なんか嫌ですよね。受信拒否したらどうですか？」と返せるのですが、「無料のサイトに登録したんだけど……あ、それは私が占って欲しいと思ったからで（以下同じような繰り返し）、でね、勝手にメールが来たんだけど、まあそれはいいんだけど（以下自分語り）」みたいな感じで、変に会話を伸ばすんですよ。

　女性って、そういう感じの人多いっていうじゃないですか。

　私も、益体のない雑談を女友達と喋るのは好きな方ですし。でも、相談なら相談で、普通は頭で「こういう風に言おうかな」ってある程度まとめてから相談するじゃないですか。その人は、相談内容があっちこっちに話が飛んで、ちょっとやりづらいように感じたんです。

　まあ、その人も、同じ作業所内にいるということは、何らかの精神的な病を抱えているということなんでしょうけど。

　でも、普段は普通の子なので、たまにこういうことをされると、「なんか、私ははいはいって頷いてるだけでいい聞き役のお人形？」とか思ってしまうんです。

　それと、その友人もギャルゲー男さんに捕まったことがあるのですが、それで「もうギャルゲー男さんにはメールも電話もしない。私には彼氏がいるのに、裏切ってることになるから」って言ったのに、この間聞いたら、ギャルゲー男さんの近況を知っていたんですね。

　めっちゃ連絡してるじゃんって……。なんか、ネットゲームのジョークで「廃人の『引退する』はログアウトすること」って言いますけど、その通りの人なのかなーと思ったり。

　まあ、彼女がそれでいいなら別に友人というだけの関係である私がどうこう言うことでもないですけどね。

　それでもまあ、友達は友達ですし、私も多分相手に我慢させていることもあるでしょうし、お互い様ってことですけど。

　でも、どうしても吐き出したくなって、誰も読んでないここで吐きだしました。